AEDの自治会館設置に向けての検討状況について【令和7年6月定例月議会一般質問】

質問1:ウルシハラ

私は、公共施設に準ずる自治会館へのAED設置について、これまで何度も一般質問で取り上げ、利用者の救命率向上のため、屋内外問わずAEDを設置すべきであると必要性を訴えてまいりました。

この間、市では、自治会に対しアンケート調査を行い、ニーズや課題の把握などに取り組まれてきた経過があり、昨年の12月の定例月議会では、「AEDは救命率の向上に一定の効果があり、自治会が取り組む住民同士の助け合いに有効な設備であると考えられることから、設置に向けた検討を進めていく」との答弁をいただきましたが、現在の検討状況についてお伺いいたします。

答弁1:居内市長公室長

AEDの自治会館設置に向けての検討状況について、お答えいたします。

地域住民の活動拠点である自治会館の安全・安心な利用を図るため、自治会館を維持管理している自治会に対して行ったアンケート調査の結果や、他市の事例なども参考にしながら、AED設置に向けた検討を進めているところでございます。

意見・要望:ウルシハラ

先ほどの答弁では、アンケート結果や他の事例なども参考に検討を進めているとのことでしたが、具体的な内容は示されず、スピード感がないように感じました。

AEDの設置は市民の生命に関わることでもあり、もっと危機管理の観点を持つことが重要ではないでしょうか。

市民にとって、地域活動においてAEDを使用しなくて済むことが一番望まれることですが、万一に備えて設置しておくことが、市民が安心して施設を使用できることになりますので、一刻も早く事業化していただきたい。希望される自治会には、速やかに設置できるよう強く求めておきたいと思っております。

ここで市長や両副市長、それから信内部長、藤原部長に特によく聞いておいていただきたいんですけれども、以前にも少しお話しさせていただいたかと思いますが、私は以前大阪府議会で全ての公立高校にAEDの配備が必要であると、その必要性を訴えてまいりました。

教育委員会は、予算がなかなか全ていっぺんに確保できないということで、5か年計画で全ての公立高校に配備するという方針が打ち出されました。

それから約2年後、夏の高校野球大会の大阪府予選で、当時ピッチャーであった飛翔館高校の選手ですね。

打球を胸に受けて心臓振盪の状態に陥りました。

心臓振盪とは、胸部への衝撃によって心臓が停止してしまう状態のことです。

この時は、現場に合わせた救名救急士の方が、球場に配備されたAEDを使用し、一命を取り止めました。

この件を受け、府教育委員会は5か年計画であったものを前倒しして、今年度中に全ての

公立高校にAEDを配備しますと、そういう風な方針を打ち立てられ、そして私のところにも報告に参りました。

危機管理とは起こり売うる最悪の状態を想定し、最良の方策を講じ準備しておくこと。

これが大事であります。

金を出し渋って守るべき命が守れなかった。

AEDがあれば助かったかも知れなかったなどというような事がないようにすべきであります。

市民の命を守るのは、政治行政の最大の使命であるということを改めてここで申し上げ

ておきます。

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