高齢者の外出支援にかかるアンケート調査について【令和7年9月定例月議会一般質問】

質問1:ウルシハラ

先の市民福祉委員協議会において、「ひらかた高齢者保健福祉計画21(第10期)」の策定準備として、高齢者の状況や介護サービスの現状等について把握するため、「在宅介護実態調査」、「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」、「高齢者の健康づくり等に関する実態調査」、「介護保健サービス等に関する実態調査」の4種類のアンケート調査を実施するとご報告がありました。

高齢者が住み慣れた地域でいきいきと暮らし続けるためには、引きこもることなく、積極的に外出できるような仕組みも大切だと思います。
そのためには、高齢者の外出支援に関するニーズを把握したうえで、様々な施策の検討が重要であると考えていますが、実施されるアンケート調査には「外出支援」に関するニーズが把握できる項目があるのでしょうか、お伺いいたします。

答弁1:上田健康福祉部長

「ひらかた高齢者保健福祉計画21(第10期)」の計画策定にあたり、今年度に実施するアンケート調査のうち、国が示す調査票を用いて実施します「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」につきましては、要介護認定を受けていない65歳以降の高齢者を対象に、地域課題を把握する目的で実施されるアンケート調査となっており、設問に閉じこもり傾向を問う内容がございます。

具体的には、外出の頻度を問うことにより、閉じこもり傾向のある高齢者の割合を把握し、外出を控えているかどうか、外出を控えている場合はその理由を問うことで原因の把握に努めております。

あわせて、移動手段上の課題を把握するため、外出する際の移動手段についてもチェック方式による設問がございます。

質問2:ウルシハラ

計画策定に向けて市民のニーズをしっかり把握していただきたいと思いますが、それでは現在、本市の高齢者の外出支援に関する施策はどういったものを実施しているのかお伺いいたします。

答弁2:上田健康福祉部長

本市では高齢者が外出する機会を増やすための後押しやきっかけとなる仕組みとして「ひらかたポイント事業」を実施しています。

介護予防のイベントや各種講座等に参加することでひらかたポイントを付与しており、貯まったポイントは協力店での買い物や京阪バスポイントとして活用できるほか、タクシークーポンへの交換も可能となっています。

この仕組みにより、高齢者が積極的に外出し、地域の活動に参加するなど介護予防や健康づくり、生きがいづくりにつながるものと考えております。

要望:ウルシハラ

今行っている高齢者の外出支援策は、それはそれで続けてもらったら良いと思いますが、昨今の物価高騰の中で、バスの運賃を控えるために外出頻度が減少することは、健康づくりや生きがいづくりと相反することになります。

そういったことがないよう、高齢者のニーズをしっかり把握していただき、運賃助成なども含めて高齢者の外出支援策の検討をお願いいたします。

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です