[動物愛護行政について]企業版ふるさと納税及び枚方市動物愛護基金確保のために行われてきたこれまでの取組について【令和5年12月定例月議会一般質問】

質問1:ウルシハラ

猫不妊手術補助金制度をはじめとする動物愛護事業には、財源として枚方市動物愛護基金が一部使用されています。

財源確保のための動物愛護基金や企業版ふるさと納税について、どのように取り組んでこられたのかお伺いいたします。

答弁1:白井保健所長

動物愛護事業の推進のため、ふるさと納税や企業版ふるさと納税へのはたらきかけを行うことは財源確保の方策の一つと考えております。

本市ではこれまでペットが寿命を全うするまで飼うことや、野良猫を増やさないことという適正飼養の啓発をする等、様々な取り組みを行ってきており、こうした成果が殺処分ゼロの継続となっているものと考えています。その結果が基金の増額につながっているものと捉えています。

質問2:ウルシハラ

財源確保の取組については、只今ご答弁いただきましたが、野良猫への不妊手術は、その費用負担が課題となっています。

では、支援を受けた基金の活用について、また、猫に手術を受けさせた市民の費用負担については市長どのようにお考えなのか、お伺いいたします。

答弁2:伏見市長

枚方市動物愛護基金は、今後も人と動物が共生できる社会を目指すために、動物愛護のための事業費などに充てて活用していきます。

猫不妊手術などの動物愛護に取り組む市民の負担については認識しておりまして、負担軽減が図られるよう検討していきたいと思います。

要望:ウルシハラ

これまでも幾度となく、TNR活動やボランティア活動に取り組んでいる市民の負担軽減について意見要望行ってきたところであります。

今年度よりそれまで3500円だった補助金が、5000円に引き上げられたところですが、それでも議会で示させていただきましたように、通常枚方市内では1匹の避妊去勢手術、2万円から3万円程度かかるため、まだまだ負担は重くのしかかっています。

そのため少々遠方でもTNR活動に協力的な病院があれば搬送してるのが今の実態です。

また、基金団体などが発行してるチケットを取得し、格安で手術を行ってもらう場所を探しているという、そういう風な工夫もしているわけです。

このようなチケットは、他市では行政枠として取得し配布してるところもあるようです。

一度枚方市においても保健所長、検討していただきたいと思います。

TNR活動は、行政は行う法的根拠がなくて行っておりません。

費用負担も含めて、時間労力を民間に委ねて成り立っているのが現状です。

ボランティアの皆さんは時間労力を惜しむことなく活動されています。

しかし費用負担については限界があります。

頑張ろうにも頑張りきれず、TNRを余儀なく中断されることもあるでしょう。

市長や副市長におきましては、先日はお忙しい中にも関わりませず、犬猫の譲渡会にご来場いただき、ボランティアの方々の今の現状や願い、切実な思いを聞いていただいたところですが、昨年は少しでも地方に動物愛護に関わる財源が確保できるよう、交付税のメニューを増やす旨の、また、所有権に関する問題定期など動物愛護行政推進のための意見書を提出しましたが、反対多数により採決はされませんでした。

動物愛護に取り組む市民の負担軽減について、市長に期待しております。

費用負担軽減のための財源が不足するようであれば、クラウドファンディングなども利用し、財源の確保に努めていただくよう要望いたします。

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