[都市計画道路長尾家具町線の拡幅工事]信号設置の必要性及び基準について【令和3年9月定例月議会】
質問1:ウルシハラ
都市計画道路長尾家具町線は、長尾小学校や長尾中学校の通学路として利用されており、八幡橋交差点付近における自動車交通の円滑化や歩行者自転車の安全を確保するには、新たに信号の設置が必要ではないかと考えております。
信号設置については警察が所管しており、予算との関係もあり、府下全体を見ても年々設置される件数が減少していると聞き及んでおります。
当該地域では、地元主体による新たなまちづくり構想が策定されようとしており、将来のことを考えると、信号機設置の重要性が高いと思われます。
そこで警察における信号機の設置基準についてお伺いいたします。また、市として当該場所における信号機設置の必要性をどのように考えているのかお聞かせください。
答弁1:田村土木部長
交通信号機の設置基準につきましては、警察庁が全国的な基準として「信号機設置の指針」を定めています。
この指針では、「自動車交通量」や「隣接する信号機との距離」など、全てに該当しなければならない5つの項目と、「安全確保の必要性」や「歩行者の横断需要」など、どれか一つに該当しなければならない4つの項目が設定されており、加えて、設置効果や緊急性、他の対策による代替の可否など、総合的に判断した上で、信号機設置の検討を行うこととなっています。
都市計画道路長尾家具町線の拡幅整備に伴う新たな信号設置につきましては、事業主体である大阪府において、将来の交通量予測や交通ネットワークを基に、警察協議を進められていますが、現段階では、信号の設置は困難であるとお聞きしています。
本市としましては、議員お示しの「まちづくり構想」に基づく新たなまちづくりの進展や、新名神高速道路の完成などにより、交通量の変化も考えられることから、今後の状況を注視するとともに、必要に応じ関係機関と連携し、対応してまいります。
質問2:ウルシハラ
信号機の設置の判断については、警察が所管しており、信号の設置基準を満たすことが必要であるとの答弁をお聞きいたしましたけれども、一つの例を申し上げますと、信号機は十数年前までは、大阪府下で100基ほど設置されておりました。
まだ枚方市警察署が交野警察署と分社される前は、枚方警察署が枚方交野市内の管内でした。
100基の内、それぞれの警察署がいくつかずつ設置の要望を行っていく。
こういう中で枚方警察署管内では、毎年3基、多い時で5基ぐらい設置されていったわけです。
当然それぞれの地域からの要望もどんどん上がってきております。
その中で優先順位をつけながら、徐々に市民の安全安心、そのためにできる限り早期に信号の設置という形で行政も枚方警察も動いていたわけです。
しかしながらここの数年間の設置状況を見させていただきますと、この5年間で信号の設置基数は20数基、十数基、そして令和2年度では大阪府下全域でわずか5基しか設置されない、こういう状況下であります。
大阪府下自治体全体で5基、この数字は大変少ないと言わざるを得ません。
大阪府の予算を絞って絞ってこういうところまで影響が出ているのかなと。
しかしこれでは防げる事故も防げない、救える命も救えない、こういったことも想定されます。
市長におきましては、是非とも大阪府吉村知事に対しても府下全域の思いを代弁するようなそういう気持ちで臨んでいただきたい。
このように思うわけですけれども、今後市として、どのように取り組んでいくお考えなのか市長の見解をお伺いいたします。
答弁2:伏見市長
信号機の設置を含め、市民の安全安心を守る交通安全対策は大変重要であると認識しております。
信号機の新増設につきましては、大阪府市長会からも大阪府に対し予算の増額に積極的に取り組み、地元市町村の意見を十分に反映されるよう要望しているところでありまして、今後も引き続き警察や関係機関と連携して進めてまいります。
要望:ウルシハラ
是非とも要望をするだけではなくて、それが実現できるように取り組んでいただきたいし、物を言っていただきたいという風に思います。
吉村知事は政党という立場で言えばね、市長の上司と言う形になるのかもわかりませんけども、市長は40万市民の代表であると言う気概を持って、大阪府知事に対してもはっきりと物を言っていただきたいという風に思います。