JR学研都市線沿線におけるまちづくりビジョンについて【令和5年9月定例月議会代表質問】

質問1:ウルシハラ

枚方市と大阪都心部をつなぐJR学研都市線は、おおさか東線の開通や大阪駅うめきたエリアの開業により交通ネットワークの利便性が向上しており、将来的にも北陸新幹線の開通に伴って、市域沿線の活性化がさらに加速していくことと期待しています。
こうした公共交通がもたらすポテンシャルを生かすため、大阪府や沿線市、鉄道事業者などの関係機関で構成するまちづくり協議会により、沿線を一体的に捉えたまちづくりビジョンが策定されることは非常に有効であると受け止めています。
枚方市においても、この機会を逸することなく、市域沿線におけるまちづくりの方向性を示し、その実現に必要な取組をまちづくりビジョンに位置づけていくべきと考えます。
先の6月定例月議会の一般質問にて要望しましたが、まとまった市街化調整区域が拡がる藤阪駅周辺においては、農業委員会が実施されている「農業経営意向に関する調査」の結果も踏まえて、まちづくりの方向性を検討していくことが必要と考えますが、あらためて、まちづくりビジョンの策定にあたり、どのような展望を持った上で、策定に関わるのか、また、「農業経営意向に関する調査」の結果、仮に農業の継続が苦しい状況が見えてきた場合に、まちづくりの視点をもって市としてどのように考えていくのかお聞きします。

答弁1:伏見市長

藤阪駅周辺地域は、枚方市都市計画マスタープランにおいて、地域環境との調和を図りながら、周辺エリアにおける生活利便性の向上を図っていく生活拠点に位置付けています。
今後のまちづくりビジョン策定にあたっては、都市計画マスタープランの位置付けを踏まえ協議を行うこととしております。
まちづくりを進めるうえでは、その区域内の地権者のまちづくりへの機運の高まりや合意形成が重要であると考えており、農業委員会で取り組んでいる農業経営意向に関する調査の結果も参考にしつつ、都市計画制度の活用に向けた協議、調整を進めていく考えです。

要望:ウルシハラ

このまちづくりビジョンは、大阪府や沿線市、鉄道事業者などの複数の関係機関で構成するものだと理解しております。
枚方市として、JR学研都市線沿線のまちづくりの具体的イメージを持っていないと、目的が無い状態でまちづくりビジョンの策定に関わることになり、大阪府や沿線市、鉄道事業者などの複数の関係機関の協力や関心等を引き出す、またとないチャンスを逃すことになります。
JR学研都市線沿線のまちづくりビジョン策定を有益なものとするために、しっかりと地権者の意向をくみ取り、大阪府はじめ関係機関等との協議調整を進め、都市計画マスタープランで目指すまちづくりの実現に向けて取り組んでいただきますよう要望します。

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