犬や猫をはじめとする動物の命を尊び、殺処分ゼロを継続していくための取組の充実について【令和5年9月定例月議会代表質問】

質問1:ウルシハラ

動物の命を尊重するためには、動物愛護の精神や、動物が命を終えるまで適切に飼うという適正飼養についてイベント等での啓発に力を入れるべきであると考えますが、具体的にどのような取り組みをされているかお聞かせ下さい。
また、大阪府内には殺処分がゼロでない自治体もある中、枚方市では平成28年度から殺処分ゼロを継続しています。殺処分ゼロを達成している要因をお伺いします。

答弁1:伏見市長

動物愛護に関する啓発事業としては、パネル展の開催や、市内小学校等へのポスター等の配布、飼い主への講習会などを行っています。今後も幅広い世代に対して啓発を図っていきます。
次に殺処分ゼロの要因ですが、このような終生飼養の啓発などにより放棄される動物の削減に努めていること、加えて、動物を新しい飼い主に譲り渡す譲渡制度の周知と、動物を譲り受けたいという方々のご協力も大きな要因です。殺処分ゼロは、これらの対策やご協力の積み重ねにより達成されているものと考えています。

質問2:ウルシハラ

殺処分ゼロの継続には行政の努力もありますが、市民やボランティア団体が飼えなくなった動物を引き取っていることや、地域の野良猫を捕まえて不妊手術を行い、元の場所に戻すTNR活動を行っていることも殺処分ゼロの一因であると考え、以前から支援体制の強化の必要性を述べてきたところです。

この活動には、費用負担が大きいこと、また枚方市の猫不妊手術補助金の交付対象病院が枚方市内に限定されていること、補助金が出ている市内の病院に限定しているというのは大阪府では枚方市ぐらいであります。

他市の場合は臨機応変にその当該市以外の病院であったとしても補助金の対象としています。

この様に使い勝手の悪い状態を改善していかなければならないこの制度を利用しやすくするためには、市外の動物病院での手術も認めるべきではないかと考えますが、支援制度の在り方についてお伺いいたします。

答弁2:伏見市長

猫不妊手術補助金については、今年度より野良猫への補助額を増額し、費用負担の軽減に努めています。

さらに、市民やボランティア団体の方々が利用しやすい制度とするために、枚方市外の動物病院についても利用できるよう現在検討を進めており、できるだけ早期実現にむけて取り組んでいきます。

要望意見:ウルシハラ

今後、お一人暮らしの高齢者が病気やお亡くなりになるなどしてペットを飼えなくなる事例が増えることが想定されますし、最近そのような事例でご相談を受けて、数匹の飼えなくなった犬を私の家で保護して里を探してきたという経過もございます。
残されたペットに対して適切な対応ができるよう対策を考えておくように要望します。
また、殺処分ゼロは枚方市が達成できればよいだけではなく、どの自治体でも目指すべき目標であると考えます。まずは大阪府内の府市でネットワークを作り、府内全域で協力しあって殺処分ゼロを目指すよう意見とさせていただきます。
さらには動物と犬や猫たち動物が共生する社会というのは、一人一人がどのような行動が取れるのか、どのような命を大切にする思いを育むことができるのかということが大切でであろうかという風に思われます。
しかしながら昨日枚方市内のスーパーにおきまして、5匹の子猫がダンボールに遺棄されていて、それが私どもの方に相談がありまして、ボランティアの方となんとか手分けして少しずつ2匹と3匹という形で保護して、今現在世話をされいると、こういう状況下であります。
もちろんその時には警察の方も来られました。
あくまで動物遺棄であればこれは犯罪です。

ですがこのような時に市民の方が、動物が捨てられている、段ボールに入ってる猫が捨てられている、発見した時にどうすればいいのか。

家になかなか持って帰ることができない。

では保健所に連絡すれば引き取ってくれるのか。なかなかすぐに保健所でもそういった場合引き取ることはないでしょう。
おそらく唯一考えられるのは習得物として警察に届け、ある一定の保管機関・保護機関が過ぎれば保健所に引き渡すということが1つ考えられるのではないかという風に思われます。

一人一人がもちろんそういった動物を遺棄したりとか虐待したりするということは、もっての外です。
しかしながら保健所におきまして、また枚方市行政におきましても、いわゆる動物を救助するアニマルレスキューというね、そういった使命を持っていただきたいと、先の一般質問で指摘をさせていただきましたが、大阪府にはアニマルポリスが設置されてると。

しかし多くの方がされているのではないかと。

人員配置がされ、何かがあれば措置し対応してくれる、そういった方々がアニマルポリスだと勘違いされてる方が多くいらっしゃるんではないでしょうか。
アメリカではそのように対応されてるようですが、大阪府や兵庫県で設置されているアニマルポリスはそういったものではなく、ただ単なる電話回線なんです。

電話回線でキーワードで、例えば枚方、場所が枚方となれば枚方の保健所の方に転送されるという、悪く言えばあってもなくてもそんなに影響はないと。
こういう状態なんですが、しかし実際に動物をレスキューする方がいなかったらその子の命は繋がらない。そういうことになります。
ですから先ほど申しましたような、動物が、この猫たちがダンボールに捨てられている、ほっといたらこの子たちはもう生きることは難しいでしょう。

速やかにどなたかが保護しなければならない。

じゃそれは発見された方なのか、それとも捨てられた場所の方なのか誰なのかということを考えていただかなければいけないという風に思います。
枚方市並びに保健所におきましては、そういった精神の下アニマルレスキューという思いを、使命を持っていただくことを強く要望させていただいきます。

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