教科書のQRコードについて 【令和4年6月定例月議会】

質問1:ウルシハラ

現在中学校において生徒が使用している教科書は、令和2年に採択されたものです。
令和2年6月定例月議会において、採択された一部の教科書に掲載されているQRコードから特定の営利企業商品などの宣伝になるようなサイトにつながるものがあることを指摘させていただきました。
昨年このことを文部科学省にも問い合わせましたが、文部科学省からは直接出版社の方にお話ししていただきたいということでしたので、この教科書を出版されている出版社の方にこの旨問題点を指摘させていただいたところであります。
合わせて教育委員会においてもやはり改善すべきじゃないかということを申し入れるべきだという風に申し上げたところであります。
現在該当する発行者の該当サイトがどのようになっているのか、教育委員会として把握されているのかお伺いいたします。

答弁1:位田学校教育部長

令和2年9月の定例月議会後、文部科学省および発行者に対して当該サイトの掲載について問い合わせを行いました。
結果としてご指摘のありましたサイトは、令和3年9月に内容を改められ、現在、教科書に掲載されているQRコードを読み取った場合、格納されている音源や映像の一覧ナビが掲載されているサイトになっていることを確認しております。

質問2:ウルシハラ

教科書採択に際しては、文部科学省の通知に基づき公正かつ公平な採択に努めていくことについては当然のことと捉えています。
しかし次の採択に際して同様のことが生じることがないよう、教育委員会としてその内容について確認していく必要があるのではないでしょうか。

答弁2:位田学校教育部長

文部科学省が示している義務教育諸学校教科用図書検定基準においては、教科書に掲載されているWEBページのアドレスまたはQRコードなどについては、教科書の内容と密接な関連があること、そして児童又は生徒にとって客観的に不適切なものではなく、情報の扱いについては公正であること、という旨が示されております。
採択事務については、国の検定を経た教科書の中から大阪府が作成した前提資料を参考にしながら、本市教育委員会独自でも調査研究した上で行うことになります。
今後も国や府の通知に基づき、綿密な調査研究を行った上で、情報の公平公正さについても協議・検討し、より枚方市の子どもたちの学びに資するものはどれかという観点で採択事務を執り行ってまいります。
ご指摘のありましたQRコードの内容につきましては、発行者により随時更新されることもあることから、教育委員会として年1回程度確認を行ってまいります。
また学校に対しても授業において使用する際には、その内容について確認を行い、適切でないものがあれば報告するよう指示し、教育委員会として発行者へ変更を求めていくこととします。

要望:ウルシハラ

今後デジタル教科書をはじめとして、教育においてますますデジタル化が推進されていくことと考えます。
QRコードの内容も含め、子どもたちに提示される情報の取り扱いについて、一つの課題と捉え教育委員会として議論を重ねていただくことを要望しておきます。

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