街区ごとの整備の考え方について【令和5年9月定例月議会代表質問】
質問1:ウルシハラ
市長の所信表明にもありました通り、「街区ごとの整備を一体的に捉え、着実に進めていく」として、枚方市駅周辺再整備事業においては、5つの街区を定め、連鎖型のまちづくりとして、街区ごとに“整備のタイミング”をずらすこととされています。
一方、この再整備により、新たに拠点を形成し、まち全体に「ゆとり」をもたせ、賑わいを生み出すためには、道路空間や河川空間を有効活用し、地域内で多くの人が訪れることを想定した回遊性の向上を図ることが考えられます。
この5つの街区の対象区域を確認しますと、天野川の河川空間が含まれていません。
また、これまで市から市駅周辺再整備の取り組みの報告があったなかでは、概念的な表現のみで河川空間を整備するといった計画は聞いておりません。
これは、河川管理者が大阪府であるということから、市としての整備をこれまで計画されてこなかったのではないか、と考えるところです。
そこで、天野川の河川空間の活用について、市はどう考えているのか。
また、もうすぐまちびらきを迎えることになる③街区に隣接する部分について、これまで大阪府と話し合いをされたのか。そうであればその内容をお伺いいたします。
答弁1:伏見市長
天野川は、新たな都市機能などと有機的につなぎ連携することで、再整備の効果を周辺地域へ広げていくための重要な地域資源です。
来年度にまちびらきを迎える③街区では、隣接する左岸側の景観整備を実施するため、地域コミュニティや天野川において活動しているボランティア団体等と調整した上で、河川管理者である大阪府と景観整備の内容や役割分担などについて協議を重ねているところです。
引き続き、大阪府などと連携しながら、枚方市駅周辺再整備にあわせ、親水機能などを考慮した河川空間の活用に取り組む考えです。
質問2:ウルシハラ
天野川の整備については、③街区に併せて大阪府と話し合いはされているとのことですが、まちの賑わいや魅力を創出するために、地域資源である天野川を有効活用するためには、その範囲についても、まちづくりが予定されている⑤街区まで広げて、整備することがまちの回遊性を向上させるためにも効果があると考えます。
そこで、天野川の整備をどの範囲まで検討するのかお伺いいたします。
答弁2:伏見市長
京街道や川原町、宮之阪などを含むまち全体での回遊性向上を図るためには、淀川河川公園との連続性を視野に入れた上で、⑤街区付近までの天野川の河川空間の活用に取り組む必要があると考えています。
再整備にあわせた魅力ある水辺づくりに向けて、国や大阪府などと連携し、取り組んでいきます。