動物の譲渡ボランティア制度の登録メンバーによる動物虐待事件について【令和8年9月定例月議会一般質問】
質問1:ウルシハラ
この動物虐待事件は2020年6月に発覚したもので、その死骸は100体以上とも言われていました。
そのボランティアは一部のボランティア仲間から神ボラ、神様のようなボランティアとも呼ばれていました。
それは、どんなに健康状態が良くなくても引き受けてくれることからそう呼ばれるようになったようであります。
そのため複数の団体がボランティアを頼り、多くの犬や猫を引き渡し、さらには複数の自治体からも広く動物の譲渡を受けていました。
このボランティアは枚方市の譲渡ボランティア制度の登録メンバーであり、枚方市からも譲渡を受けていました。
事件が発覚したのは、複数の団体の間で、里親さんの情報や現状報告が一切ないことなどから不信感を抱き、真相を確かめるべく、複数の団体メンバーがこのボランティアの自宅に出向き、状況確認を求めたところ、しぶしぶ立ち入りに同意しその時の現状がライブ配信されたのです。
私も拝見しましたが、それはまさに地獄絵図そのものです。堆積した糞尿、あちらこちらで散乱する死骸、中にはケージに入れられたままの状態で白骨化した死骸。
殺処分ゼロを達成することは大変意義のあることです。
だからと言って審査が形式的となっていいはずがありません。
枚方市の動物が本件に関わっていたのか、今となっては不明です。
団体から報告を受け、再譲渡された状況について把握していたのかお伺いいたします。
答弁1:白井保健所長
現在、本市におきましては、市に譲渡先として登録された団体から個人へ譲渡された際は、書面で報告を受ける運用としておりますが、再譲渡先である個人様に対して市から直接飼養状況を確認する仕組みとはしておりません。
質問2:ウルシハラ
なぜ真相が不明なのか、それは署名による再譲渡の報告が出されていなければ、枚方市の動物はその虐待現場にいたであろうと考えられますが、書面による報告が出されていたけれども最終確認はしていないので、その報告が虚偽かどうか今となっては真相が分からないので、枚方市の動物が本件に関わっていたのかどうか詳細が不明というのが正確な表現かと思います。
ライブ配信された動画を見る限り、報告は虚偽であったのではないかということは十分考えられます。
譲渡先個人への直接確認を譲渡要件に加えるなど、確認体制を厳格化する必要があるのではないかと考えますが、見解をお伺いいたします。
答弁2:白井保健所長
市から譲渡した動物たちが、適切な環境で大切に育てられているかを確認し、虐待等の発生を未然に防ぐことは重要な責務であると認識しております。
虚偽報告を防ぐ実効性のある仕組みや、再譲渡先へ市が確認することを譲渡要件へ追加することの是非も含めまして、より確実な安全確認が行えるよう、今後の運用体制の再構築に向けて研究してまいります。
要望:ウルシハラ
1つ1つの命は、代わりのきかないものです。
ペットは民法では、物と規定されていますが、正確に言えば命ある所有物です。
人間とペット、飼い主とペットの立場で言えば、ペットは弱い立場にあります。
だからこそ行政は弱い立場の動物たちと共に生きる社会を目指すべきです。
関わった命に最後まで責任を持つ。
それが動物愛護行政であると申し上げまして、私の一般質問を終わります。